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「ゴシキヒワ」 [読んだ本]

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フェルメールの先生とも言われるファブリテウスの代表作「ゴシキヒワ」をタイトルとした小説。ただそれだけの理由で読み始めたのだが、なかなか味わいのある小説で、死と生の皮肉な巡り合わせが語られる。ストーリーで読ませる小説でなく文章で惹きつけられた。Donna Darttという女性作家は初めてだが、他の作品も読んでみようかと思う。Amazonの推薦にまんまと引っ掛かっている。と言ってもこれは良いことだが。

この 「ゴシキヒワ」という絵をどこで見たか忘れた。ロンドンのような気もするが正確に思い出せない。ただ見たことだけはよく覚えている。ハーグだったかもしれない。小説ではニューヨークのメトロポリタン美術館にあってテロの結果、主人公が長年にわたって隠し持つという話になっている。

昨日は良い天気で出かけたら夜は花粉の影響でひどいことになった。今日も昼から出かけるので夜が心配だ。

 


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影響力の武器 [読んだ本]

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もう3月。2月は旅行もあったが何もできずあっという間に終わった。2月は逃げるというけど本当だな。二日酔いもあったし雨も降っているのでたまった積読本の整理。

友人に読むことを勧められていた「影響力の武器」を読む。仕事にも役立つかなと思っていたのだがまさにコミュニケーションやプロモーションのために心理学といった感じ。読んでみて目からうろこ。人間はあまり賢くないかもということを感じた。たとえば悪天候を伝えるお天気キャスターを良くは思わないとか、やりかたが露骨で平凡でも好意を示す相手には好意を抱くとか、アメリカのテレビによくある笑い声の録音再生に影響されるとか。

なんだか身も蓋もない内容に驚きつつもなかなかおもしろかった。今日も雨が続いているので散歩も自転車もなし。

 


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"The Black Box" Michael Connelly [読んだ本]

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出張中にMichael Connellyの新作を読み終える。KindleでMichael Connellyの作品を買えなくなっていたのを、居住地をロンドンに換えたら買えるようになって、The Fifth Witness とThe Dropを合わせて3作一度に買った最後の作品。ボッシュ・シリーズはThe DropでそれからこのThe Black Box。

いつも通り、ハリー・ボッシュは上司と問題を起こし休暇をとってまで事件の解決にかける。被害者のためには上司などどうでもよいのだ。このあたりの筋を曲げないそんなとこが彼の魅力だ。上司とはうまくいかないのは同じだが、彼の様には徹底できない。多分、誰もできないから彼の作品が人気があるのだろう。

そんな彼も十代の娘の父親としての悩みがあってこれも最近のこのシリーズの 楽しみのひとつだ。それからジャズ今回はアート・ペッパーについて語られるが、これは知らない作品だったので、というかジャズにはあまり詳しくはないので、ちょっと聞いてみたが好きになれそうな曲だった。

事件が解決して、そのエピローグを読んでいると、二日酔いのためか、異国で仕事が一段落した安心感か、なんとなくほろっとしてしまった。被害者はどんな人であろうとその人のために事件を解決しようとするボッシュの気持ちが身にしみたのだ。敵は、殺人犯の犯人とロス市警の官僚主義。その両方と戦い抜いて事件を解決したのだ。

年末に発売される新作はミッキー・ハラー・シリーズだからボッシュとはしばらくお別れだ。それでもMichael Connellyの読書の鉄則は、シリーズが違っても書かれた順番に読まなければならないということ。登場人物が別のシリーズに登場して、後にそのエピソードが語られたりするからだ。なので好きな方ではないミッキーのシリーズを年末には読むとするか。


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「東京夢譚」 鬼海弘雄 [読んだ本]

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のんびりと三連休。ギャラリー巡りをとでも思ったが天気が悪く結局、出かけずじまい。積読の消化とビデオ蓄積の消化に精をだす。鬼海弘雄さんの本とか写真集があったのだが、東京写真美術館の展示で見たペルソナの印象が強く、その時はあまりピンと来ていなかった東京の街の写真を見返してみる。

「東京夢譚」は東京周辺をの街中を撮った「東京迷路」に続く作品だが、前回よりは静かな印象がある。理由は何でもない街並みが撮られていることや写真家の街歩きの話とその街から連想される写真家の昔語りが挟み込まれるせいかもしれない。街の写真から写真家の過去の人生が見えてくるような気がする。

今の好みよりは軟調な写真だが良く見ていると求めている写真の世界があるような気がしてきた。人の登場しない写真に生活の気配が感じられる。さっきまで人の生活の場となっていた街かどが、何かの拍子に別の表情を見せているような写真だ。そこに写真家の人生の物語が重なる。「ペルソナ」の写真家だから登場する人物の話も面白い。私のような退屈な人生はここにはない。

軟調についてだが、このところ写真には黒いところがなければいけなくて、その黒さが写真の美しさだと思っているので、軟調は好きではないのだが、鬼海さんのこの写真だけは軟調で無ければいけない気がしてきた。それは、軟調だと目で見る景色とは違って別の世界のように見えるからか、全体の諧調に魅惑されるせいなのかどちらか分からないが、この感じがこの写真集の魅力だとやっと気がついた。


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「 オンリー、ロンリー、バーボン―バーボンの正しい飲み方について」 熊手篤男 [読んだ本]

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なぜかこの木は見るたびに写真が撮りたくなる。ちょうどいい感じでいつもさかさまに見えるからだろうか。

週末に、この本の著者に会うので本棚を探してまた読んだ。飛行機に乗るので離着陸の時の紙の本が必要だからというのも、もうひとつの理由だ。

25年ぶりに読んでみて驚くほど一つ一つのエピソードを良く覚えていた。それほど印象が強かったからだと思う。この本を読んで、アメリカへの留学に応募したようなものだ。特に前半の著者のシアトル留学の部分は語られる内容も語り口も好ましく、25年ぶりに読んでも楽しく読めた。

この本に欠点があるとすると、バーボンということで括られてはいるが後半はまったく別の話になることだ。著者にはアメリカの学生時代の話をまたもっと詳しく書くことと、この本の後半のバーボンとビジネスに関することを書いてもらいたいものだ。前半の学生生活や後半のビジネスにはきっともっと語られなかった話がたくさんあるはずだろう。それから、その中間のバーボンの話を始めるにあたっての事情や気持ちのあたりは興味があるのでそれは別に書いても良いかとも思う。つまり何をしていくかということには生きることだから、何か著者の思いや人生に対する考え方があったはずだが、そのあたりがこの25年前の本では語られていない。

著者を知っているが故にもう少しこんなことも読んでみたいという思いもつのるが、自分も若い時に読んだからというだけでなく、読んでいて楽しい本であることには間違いがない。音楽には、その時代を思い出させる力があるが、印象に残った本と言うのも同じような力があるようで今週は昔のことを思い出していた。


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オリンピックの身代金 [読んだ本]

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飛行機に乗る時はいつもの電子書籍は持っていくが、同時に紙の本も手に入れている。離着陸の時に電子書籍を読んでいられないからだ。先日の旅行の際に本屋で見かけて読んだのが「オリンピックの身代金」。2020年が決まってちょっと脚光を浴びたのか目立つ場所に置かれていた。

ストーリーはネタバレになるので触れないが、1964年の東京オリンピックの開会式直前の3カ月ほどで物語は展開する。新鮮だったのは、事件が起こり犯人の動きは事件の一か月前あたりからなぜ犯行に至るのかが時間を遡って書かれている点だ。つまり、ストーリーに二つの時間の流れがあって実際に起こる事件とそれを起こすに至る犯人側の出来事と心理状態が一カ月離れて後追いで記述されていくのだ。これは、内容に説得力があるかはともかくストーリー展開としては新鮮だった。

でもこの本を読んでいて最も面白かったのはオリンピックを迎える日本の特に東京の様子がさまざま本を参考にしながらストーリーに書きこまれていることだ。まず、冒頭では車で井の頭通りを走ってきた登場人物が富ヶ谷の交番のある交差点で右折をする。理由は、代々木公園の中を原宿へ抜ける 広い道はまだ作られていないからだ。代々木公園はワシントンハイツとして米軍の住居に接収されていて緑の芝生に白い家が立ち並ぶ日本人立ち入り禁止の米軍施設だ。右折する車は左手にNHKを見ることになるが、ここもまだ建設中だ。

武道館や代々木オリンピックプールは建設中だし、新幹線やモノレールも建設中で物語の中で開通する。ホンダの車やソニーのトランジスタラジオも出てくる。街の雰囲気も今とはまったく違っているのが良く分かる。でも作者が書いていて一番力を入れているのは、作者の想像が大きいのだろうが、オリンピックを迎える日本人の気持ちだ。敗戦から19年、世界に恥ずかしいところを見せたくないという気持ちと、日本もオリンピックが開催できる国になったという誇りがまじりあった高揚感に包まれている。

オリンピックの効用について意見はあるが、この本を読んで思ったのはあの戦後の復興の過程で国をまとめるという意味があったのと同様に21世紀の日本の将来のために国のありかた、その中での自分の生き方を考えるきっかけになれば良いと思った。後から知ったのだがテレビドラマにもなるようで、そちらも見てみようかと思う。

 


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「常世の虫」原芳市写真集 [読んだ本]

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先日ニコンサロンで写真を拝見して感激した原芳市さんの写真集を家で見ている。見ているとニコンサロンで見た時の感覚が蘇る。ただし、プリントよりもやや濃度が高い気がする。そういう意味ではコントラストの低く濃度の低いことが、儚く感じたことの要因だった気がするが、写真集の濃度でも写真としての違和感はなくむしろこれはこれで好ましい。繰り返して見ているとあの時感じた生と死というか死を感じながら毎日生きているという永遠の刹那というようなことを改めて感じる。

写真集では写真の並びが展示とは違っていてどうしてなのか今のところ分からない。写真集はかなり前に並び順を決めたはずなので展示をする時に決めた順が写真家の現時点での決定ということなのだろう。かなり好みなので「常世の虫」以前の作品も見てみたいと思っている。「光あるうちに」という写真集も出ているようなので、とりあえずそれからかな。

写真集そのものは布張りの表紙に型押しの銀の文字で非常に存在感があって装丁も凝った作りで中身の写真だけでなく所有感を満足させる。蒼穹舎に買いには行かないでAmazonで買ったのだが、Amazonの販売でないので送料がかかったが炎天下にあそこまで買いに行きたくなかったから満足。

そういう意味でAmazonは自己商だが、マーケットプレイスで蒼穹舎のような出版社や一般の人でもAmazonのプラットフォームで売らせる仕組みを作ったところがすごい。楽天は自己商ビジネスをまだ始めていないが、Amazonに対抗するためにはこの部分に踏み込まないと対抗できないと思う。写真集からそれたが、こういう写真集をネットで買えるようになったことがネットのありがたさだと思う。


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J・D・サリンジャーの次の本 [読んだ本]

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サリンジャーの新しい本が出版されるようだ。出版予定の伝記と映画「サリンジャー」についての記事を読んだのだが、2015年から2020年にかけて何冊かの作品が出版されるらしい。その中の一冊は、ホールデン・コールフィールドが主人公の「ライ麦畑でつかまえて」の続編であるらしい。これは結構な驚きだ。「ライ麦畑でつかまえて」とそれから数の多くないサリンジャーの小説は学生時代の必読書と思って読んだが、もう新作はないと思っていたからだ。

2010年1月に死んだサリンジャーは生前に死後の作品発表のスケジュールを組んで遺言に残していたらしい。1951年に発表された「ライ麦畑でつかまえて」と何冊かの作品を出した後は、50年ほど前に雑誌「ニューヨーカー」に短編を発表しただけで、まったく隠棲して90過ぎで人生を終えた。でも、来月初に伝記と映画「サリンジャー」が公開され、その後のサリンジャーと新作のことも明らかになるようだ。

人嫌いのベストセラー作家がどういう生活を半世紀も送っていたかも多少興味はあるが、それよりも「ライ麦畑でつかまえて」の続編だ。最近でも村上春樹が新訳をだして話題になったこともあったが、60年以上にわたって読まれた小説の続編がでるということがすごいことだ。どんな内容か、期待どおりなのか失望するのか読むのが待ちきれない。

死後の出版ということでは最近でも、マーク・ツゥェイン が死後100年で自伝を出版するようにということで手稿を残していて話題になったが、こういうことはどういう意味なのだろうか。サリンジャーも隠棲生活の間もずっと描き続けて発表はしなかった。生きている間は評判など聞きたくないということなのだろうか。

ブログでも予定投稿ができるから、ブログサービスが生き残っているという前提で100年後に投稿してみようか。


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ハリー・ボッシュとミッキー・ハラー  [読んだ本]

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マイクル・コナリー(Michael Connelly)に未読だった2作品を移動時間と待ち時間を使って読了。それぞれ、マイクル・コナリーの創作した異母兄弟が主人公だった。マイクル・コナリーの作品の読み方のルールNo.1に従って、まずミッキー・ハラー (Mickey Haller) が主人公のThe Fifth Witness,それからハリー・ボッシュ(Harry Bosh)が主人公のThe DROP。

どちらもタイトルにひねりがあって、The Fifth Witness,は5番目の証人ではなく、憲法修正第5条に従って黙秘を行った証人ということ。The DROPは、落下という意味は、事件が落下死なので、その意味もあるがDeferred Retirement Option Planということで定年の延長の意味もある。常にハリーの年齢と引退の問題が出てきており、現に一度はロス市警から引退して復帰したハリーの今後の活躍が気になるが、新作で5年間の定年延長の話が出てきているので、刑事としてのハリーの活躍が続きそうだ。

 

ネタバレになるので内容は書かないが、この異母兄弟のシリーズについてはいつも違和感がある。最初に知ったのはハリーのシリーズなので、そちらが好きなだけかと思ったりもするが、今回も両方を一度に読んでみて人物造形の深みというか、書き込み方というか、ハリー・ボッシュの方に相当の分があると感じた。それは、ミッキー・ハラーのシリーズは別の凡庸な作家に発注しているような感じまでする。異母兄弟とは言え、正妻と娼婦の子、弁護士と刑事の違い、裕福な家と孤児院と育った歴史が違うので、単純に金持ちの弁護士が嫌いなだけではない違いを感じてしまう。今回の2作でも話の展開や人間関係などについて、ハリーのシリーズに格の違いを感じた。そんなことはどちらでも良いことで楽しければそれでよしなのだが。


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ソフト・エネルギー・パス [読んだ本]

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風力発電のことを書いて思い出したのだが、30年以上も前にエイモリー・ロビンスが書いた 「ソフト・エネルギー・パス」という本を読んだ。簡単に言うと原子力発電所とかの大規模・高電圧発電所を作るのではなく、小規模・低電圧発電所を消費場所の近くにたくさん作って低電圧の分散ネットワークにしようということである。大規模・高電圧の発電は作るのも大変だが、配電するのも変電所を作ったり高電圧の送電線を作ったりして大変だから、家庭で使うような低電圧の電気は家庭のそばで低電圧発電で行う方が良くて、それをソフト・エネルギー・パスと呼んだのだった。バターを切るのに電気のこぎりを使ったりしないというような表現で、ソフト・エネルギー・パスの理を訴えていたと記憶する。だからイギリスの風力発電が低出力でもかまわないのである。その電力がイギリスの東部の海岸に近い20万戸の家庭の年間の電力を賄っているということが重要なのだ。非常に印象に残っている本なので捨てたり古本屋に売ったりしていないが手元にないのは実家に送ったためだろうか。

先日書いた風力発電の話は、いくつかコメントをいただいたように台風や津波の被害に可能性が高い。でもそれでも放射性物質の流失というような事故にはならない。原子力発電に比べると発電量は少ないものの建築コストは低く、さらに放射性物質を扱うリスクや処理に比べればはるかに安全かつ低コストでメリット多いと思う。1キロワット当たりのコストを比べて原子力発電が安いのは事実だと思うが、送電ロスや処理コストを考えればその差は埋まる。

最近は日本でも風力発電も増えてきたが、なにせ狭い国土で数は稼げない。何年か前にヨセミテへ行った際にかなりの数の風力発電をサンフランシスコの郊外で見かけたがあんなに空いた土地があるわけではない。海とて作れる場所がどれだけあるか分からないし環境破壊も起こるだろうから、十分な発電は難しいが、もう少し検討してみてはと思う。電力行政の方々は原子力しか頭にないらしい。

分散システムというなら、各家庭に低電圧の発電機があるのがベストで、それは太陽光発電でも燃料電池でも良い。どちらもパネルが安いとか燃料が水だけとかで安いという条件が付けば、送電の無駄を省いて大きな発電所は予備電源と産業の供給に徹することができる。原子力発電に使うお金をこういう補助金として投入すればもっと安くできるのではないだろうか。こういうことが夢物語でなく実現できる世の中になれば良いと思うがいつだろう。原子力ありきで進めるのはやめてもらいたい。今年の夏も暑いが可能な限りエアコンを使わないつもりだが、現実には無理なことが多くて申し訳ない気持ちだ。


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